クラーキア(読み)くらーきあ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クラーキア」の意味・わかりやすい解説

クラーキア
くらーきあ
[学] Clarkia

アカバナ科(APG分類:アカバナ科)の一年草。北アメリカに7種ほど知られる。アメリカ、カリフォルニア州原産のサンジソウ(イヌサンジソウ)C. elegans Dougl.がおもに栽培される。高さ30~60センチメートル。茎は直立し、白粉のある紅色を帯び、葉は線形で細鋸歯(さいきょし)がある。5~6月、上部葉腋(ようえき)に、径3センチメートルくらいの3裂する4弁花を咲かせ、八重咲き種もある。花色は赤、桃、赤紫、白などがあり、花壇に植えるほか、切り花にもする。秋播(ま)き一年草として扱われ、9月に種を播くとよい。ゴデチアに準じて栽培をし、冬は霜よけをするとよい。

[柳 宗民 2020年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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