日本大百科全書(ニッポニカ) 「クリスチャンスタード」の意味・わかりやすい解説 クリスチャンスタードくりすちゃんすたーどKristianstad スウェーデン南部、スコーネ地方の工業都市。人口7万4518(2001)。農産物の集散地で、製粉、蒸留酒などの食品工業が発達する。1614年、当時この地を支配したデンマーク王クリスティアン4世が、北方のスウェーデンに対して要塞(ようさい)を築いた地。1719年にスウェーデン領となり、地方商業の中心地となった。19世紀末の鉄道開通に伴って、急速に工業が発展した。1628年建立の三位(さんみ)一体教会は当時のもっとも美しい建造物であった。[中島香子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例