現代外国人名録2016 の解説
クリスチャン ボルタンスキー
Christian Boltanski
- 職業・肩書
- 現代美術家,彫刻家
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1944年9月6日
- 出生地
- パリ
- 受賞
- 世界文化賞(彫刻部門,第18回)〔2006年〕
- 経歴
- 亡命ロシア人系のユダヤ人医師を父とし、フランスのブルジョア出身の作家を母としてパリに生まれる。学校教育をほとんど受けず、独学で絵画を始める。最初は画家を志すが、20歳頃から実物大の人形を作ったり、実験映画に熱中したりした。1968年最初の個展を開催、以来世界各国で作品を発表。古い写真や古着、ろうそくの光など、多彩な素材と方法により、“生と死”の問題をなげかける。’80年代後半から、ホロコーストの持つ“人間否定”の概念を扱った作品も発表。作品に「D家のアルバム」(’71年)、「保存―死者の湖」(’90年)、「シャス高校」など。’90年日本で初の個展開催、越後妻有アートトリエンナーレには連続3回出展。2006年より世界中の人々の心臓音を集め始め、2010年に瀬戸内海の豊島に美術館“心臓音のアーカイブ”を開館。共著に「クリスチャン・ボルタンスキーの可能な人生」がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報