日本大百科全書(ニッポニカ) 「アーカイブ」の意味・わかりやすい解説
アーカイブ
あーかいぶ
archive
複数のファイルを一つにまとめること。あるいはまとめたファイル。書庫ともいう。その他、インターネットで古いソフトウェアや発言、メッセージなどをまとめて保存している場所をさす場合もある。本来は古記録、公文書、記録保管所を意味する言葉。
一般的にコンピュータなどにおいてファイルをまとめる時、圧縮することが多い。それによって容量を小さくできるため、データの保存やネットワークなどで転送する際により便利になる。圧縮しながらまとめるため、圧縮アーカイブとよぶこともある。アーカイブを行うためのソフトをアーカイバーarchiverといい、LZH、Zip、CAB、TAR、sitなど、さまざまなファイル形式がある。ファイルを受け取った側は、専用のソフトを使ってアーカイブ前の状態に戻すことで、元のファイルを利用できる。この作業を展開あるいは解凍とよぶ。
[編集部]