クリメント(その他表記)Kliment

改訂新版 世界大百科事典 「クリメント」の意味・わかりやすい解説

クリメント(オフリダの)
Kliment
生没年:840ころ-916

古代スラブ文学の創始者のひとり。モラビアスラブ人に布教したキュリロスとメトディオス兄弟の弟子。885年,メトディオスの没後,モラビアを追われ,ブルガリアのボリス帝に迎えられた。マケドニアのクトミチェビツァで,教会文献のスラブ語への翻訳を行う学校を開いた。これをオフリダ派と呼ぶ。893年にドレンビツァ(またはベリツァ)主教に就任した。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のクリメントの言及

【マケドニア】より

…中等学校は90校(生徒数7万0696人),うちアルバニア語は5校,トルコ語は2校で授業で用いられている。大学としては,1946年に設立されたスコピエの〈キリルとメトディ大学〉と,1979年に設立されたビトラの〈クリメント大学〉があり,約2万7000の学生が学んでいる。中等学校修了者の進学率は約5割。…

※「クリメント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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