山川 世界史小辞典 改訂新版 「クルスク会戦」の解説
クルスク会戦(クルスクかいせん)
Kursk
1943年7月ヨーロッパ・ロシア南西部のクルスク周辺で展開された史上最大の戦車戦。独ソ両軍で戦車1万3200両に加え大量の飛行機や火砲が用いられ,兵員も415万人が参加。ドイツ軍の攻撃作戦を予想したソ連側は,数十kmの縦深防衛陣地を築いて抵抗したため,ドイツ軍は突破に失敗した。これ以後ドイツ軍は攻勢の主導権を失った。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報