クルスス・ホノルム(その他表記)cursus honorum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルスス・ホノルム」の意味・わかりやすい解説

クルスス・ホノルム
cursus honorum

古代ローマの官職就任順序。共和政期に官職が整備されるとともに下級から上級へと責任の重要度に従いパトリキ (貴族) の官職が位階づけられた。基本的には軍務→財務官 (クアエストル ) →法務官 (プラエトル ) →執政官 (コンスル ) →監察官 (ケンソル ) の順で,プレプス (平民) の占める護民官 (トリブヌス・プレビス ) ,按察官 (アエディリス ) は財務官の上位。執政官は監察官の,またのちに法務官が執政官のそれぞれ着任のための必須官職となった。元首政期 (プリンキパツス ) にも引継がれ,さらに細かく規定された。属州総督職なども特定の段階におかれた。騎士身分 (エクイテス ) や自治都市 (ムニキピウム ) の官職にも同様の位階があった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む