20世紀西洋人名事典 「クルトシュナイダー」の解説
クルト シュナイダー
Kurt Schneider
1887 - 1967
ドイツの精神病理学者。
元・ハイデルベルグ大学教授。
ケルン大学教授、ミュンヘンのカイザー・ウィルヘルム臨床研究所所長を経て、1946年ハイデルベルグ大学精神科主任教授。多くの研究者を育て、’55年に退職したが、この間’51〜52年に同大学総長を務めた。人格の異常を発揚性、自己不確実性、爆発性などの10類型に分類し、臨床精神病理学の分野において記述現象学的方向の代表者として知られ、また、’66年にはクレペリン賞を受賞し、ドイツ精神医学界最高の栄誉を得た。主な著書に「精神病質的人格」(’23年)、「臨床精神病理学」(’50年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報