クレーデ(読み)くれーで(英語表記)Karl Siegmund Franz Credé

日本大百科全書(ニッポニカ) 「クレーデ」の意味・わかりやすい解説

クレーデ
くれーで
Karl Siegmund Franz Credé
(1819―1892)

ドイツ産婦人科医ベルリン生まれ。ベルリン大学ハイデルベルク大学に学び、1852年ベルリン助産婦学校長、1856年ライプツィヒ大学産科学教授兼助産婦学校長として招かれた。長く産科学、婦人科学雑誌の編集者でもあった。その名前を冠して今日も行われているものに、腹壁から子宮をつかんで行う「クレーデ胎盤圧出法」(1854)と、新生児膿漏眼(のうろうがん)予防のために1%の硝酸銀液を用いる「クレーデ点眼法」(1880)とがある。未熟児用「クレーデ式保育器」も考案した。

石原 力]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「クレーデ」の解説

クレーデ

生年月日:1819年12月23日
ドイツの産婦人科医
1892年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android