クロビオ(その他表記)Clovio, Giulio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クロビオ」の意味・わかりやすい解説

クロビオ
Clovio, Giulio

[生]1498. グリザーネ
[没]1578.1. ローマ
クロアチア生れのイタリア・ルネサンス期の司祭画家,ミニアチュリスト。 1516年イタリアに出て,3年間枢機卿マリノ・グリマニに仕え,24~25年ハンガリー王ルートウィヒ2世の宮廷にとどまり,帰国。パドバ近くのカンディアナ修道院で画家ジロラモ・ディ・リブリに会い,ミニアチュールを学ぶ。その後,ペルジャで再びグリマニに仕え,37年以降は,枢機卿アレッサンドロ・ファルネーゼに仕えた。作品,ナポリ国立図書館所蔵の『詩篇』およびモーガン図書館所蔵の『ファルネーゼの時祷書』は,枢機卿のために制作されたもの。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む