ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハサン・イ・ルームルー」の意味・わかりやすい解説
ハサン・イ・ルームルー
Ḥasan-i Rūmlū
[没]1578?
イラン,サファビー朝の軍人,歴史家。 1541/2年からクズルバシュ近衛兵としてタハマースプ1世の諸遠征に従う。タハマースプ没後,イスマーイール2世 (在位 1576~78) 擁立派に加わり,ムハンマド (在位 78~87) の即位とともに処刑されたという。その著"Ahsan al-Tavārīkh"は 1578年にいたる 12巻の総合史であったが,現存するのは 1405~1578年の部分だけである。
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