クローデガング(その他表記)Chrodegang

改訂新版 世界大百科事典 「クローデガング」の意味・わかりやすい解説

クローデガング
Chrodegang
生没年:715-766

フランク時代の司教聖人カロリング家血縁関係をもつフランク貴族。カール・マルテルの宮廷書記官を経て,メッツ司教となる。754年以後,ピピン3世要請で,ボニファティウスの後を継いで,教会改革を行う。ベネディクトゥス会則をもとに聖職者の共住制会則を作成した。彼によるローマからの典礼および聖遺物の導入はフランク教会のローマ化のほか,カロリング家と教皇庁の政治的関係の強化となった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 徳田

世界大百科事典(旧版)内のクローデガングの言及

【ロルシュ修道院】より

…中世ドイツの修道院。762年ウォルムス近傍のロルシュLorschにルペルティーナ家Rupertinerが建立し,メッツ司教クローデガングの指導のもとに成立した。772年帝国修道院となる。…

※「クローデガング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む