クンツェウィチョーワ(その他表記)Kuncewiczowa, Maria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クンツェウィチョーワ」の意味・わかりやすい解説

クンツェウィチョーワ
Kuncewiczowa, Maria

[生]1899.10.30. ロシアサマーラ
[没]1989.7.15.
ポーランドの女流作家。国外ではクンツェウィチとも呼ばれる。旧家に生れ,クラクフ,ナンシーワルシャワで大学教育を受け,声楽にも秀でた。 1939年以降イギリス,のちアメリカに住み,第2次世界大戦中から戦後にかけて国際ペンクラブで活躍。繊細で鋭利な心理分析と,音楽的とも評される構造をもつその小説,エッセーはポーランド文学中の異色である。代表作に小説"Cudzoziemka" (1936) ,『鍵』 Klucze (43) ,"Leśnik" (52) ,エッセー"Fantomy" (71) ,『自然』 Natura (75) 。

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