改訂新版 世界大百科事典 「グジュラーンワーラ」の意味・わかりやすい解説 グジュラーンワーラGujrānwāra パキスタン北部,ラホールの北方約70kmにある都市。人口113万(1998)。西にチェナーブ川,東にラービ川が流れるレチュナ・ドアーブ(河間の地の意)にある。周辺は上チェナーブ用水路によって灌漑され,小麦,米,サトウキビの産が多い。19世紀初めにシク王国をつくりあげた英雄ランジート・シングの生誕地で,シク教徒の聖地の一つとなっている。金属製品とりわけシンチュウ製食器,鉄製金庫,刃物が名高く,象牙製腕輪,手織布などの伝統工業のほか,マッチ,製油,毛織物などの工業が立地する。執筆者:応地 利明 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by