グリヒヤ・スートラ(英語表記)Gṛhya-sūtra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グリヒヤ・スートラ」の意味・わかりやすい解説

グリヒヤ・スートラ
Gṛhya-sūtra

マウリヤ朝時代,あるいはその前後時期に,ベーダ聖典の補助文献としてつくられたバラモン教経典の一つ。古くからあった家庭内の祭祀儀礼を要約して述べたもので,そのなかには原始インド・ヨーロッパ人風習名残りをとどめている場合もある。約 17種現存している。グリヒヤは家,スートラは経の意味で,「家庭経」と訳されることがある。

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