20世紀西洋人名事典 の解説
グレゴリオ アグリパイ・クルーズ・イ・ラバヤン
Gregorio Aglipay Cruz y Labayan
1860 - 1940
フィリピンの宗教家。
元・ローマ・カトリック教会司祭。
ルソン島バタク生まれ。
フィリピン独立戦争時に革命軍に従軍し、カトリック教会より破門を受ける。カトリック教会内におけるフィリピン人司祭の権利を主張し、民族革命の達成に務めたが、1901年米軍に逮捕される。’02年イサベロ・デ・ロス・レイエスらがフィリピン独立教会を創立し、アグリパイは初代の大司教に就任したが、’06年最高裁によりカトリック教会に土地・建物の返還を命じられ、勢力は衰退した。’35年には大統領選に出たが敗れた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報