すべて 

ケシム島(読み)ケシムとう(その他表記)Qeshm

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケシム島」の意味・わかりやすい解説

ケシム島
ケシムとう
Qeshm

キシム Qishm島ともいう。ペルシア湾で最大のイラン領の島。湾口に近く,クラレンス海峡をへだてて,本土海岸に並行して延び,南はホルムズ海峡に面する。海岸線は不規則で,北西部の入江平地を除いては,岩石海岸である。テーブル状丘陵がほぼ全島をおおい,いくつか標高 290m以上で 406mに達するものもある。南東海岸で岩塩が採掘され,油井もある。一般にやせ地だが,穀物,野菜,メロンナツメヤシが栽培され,織物漁業も行われる。 19世紀初頭には,ケシム町と西端のバーサイドゥーにイギリス海軍の基地がおかれていた。面積 1200km2。人口 9682 (1986) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

すべて 

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む