けちりん(読み)ケチリン

デジタル大辞泉 「けちりん」の意味・読み・例文・類語

けち‐りん

(下に打消しの語を伴って用いる)非常にわずかなこと。ほんの少し
「おれが済みすましを付けたから―も間違まちげえはねえ」〈滑・浮世風呂・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「けちりん」の意味・読み・例文・類語

けち‐りん

  1. 〘 名詞 〙 ( 「も」を伴うことが多く、また、下に打消の語を伴って用いる ) ごくわずかなこと。
    1. [初出の実例]「目をもりたる衡には、万の物をかけて見るに、けちりん程の軽重しられずといふ事なし」(出典:仮名草子・可笑記(1642)一)
    2. 「おれが済(すみ)すましを付たから、けちりんも間違(まちげへ)はねへ」(出典滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本の年中行事。年末に天井や壁にたまった煤を取除き大掃除をすること。近年は正月休みに入る 12月 29日とか 30日が多いが,伝統的には 12月 13日に行なった。この日は正月を迎えるための準備を開始...

煤払いの用語解説を読む