ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケトプラック」の意味・わかりやすい解説 ケトプラックKetoprak インドネシア,ジャワ島の歌舞劇。 20世紀初め,中部ジャワのジョクジャカルタ,スラカルタおよび東部ジャワのスラバヤ,マランなどの農村地帯で始った。幕が観客と舞台を仕切る西洋式の劇場で演じられ,舞台様式,演出法は都市で上演されるワヤン・オランを模している。現代的な戯曲を上演するので,テレビが入っていない地域では唯一の娯楽芸能となっている。せりふを主体とするため,楽器の演奏は多くないが,ゴング (クンプル,中のクノン,小のボナン) や打鍵楽器 (サロン,グンデル) ,太鼓 (クトック,クンダン) が用いられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by