ケルクアン(その他表記)Kerkuane

デジタル大辞泉 「ケルクアン」の意味・読み・例文・類語

ケルクアン(Kerkuane)

チュニジア北東部、ボン岬半島にある古代カルタゴの都市遺跡。第一次ポエニ戦争でローマ軍によって破壊されたが、その被害は少なく、200基以上の墓など貴重な遺構が残っている。1985年「ケルクアンの古代カルタゴの町とその墓地遺跡」の名で世界遺産(文化遺産)に登録された。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケルクアン」の意味・わかりやすい解説

ケルクアン
Kerkuane

チュニジア北部,首都チュニスの東方 100kmのボン半島の先端にあるカルタゴ時代の都市遺跡群。前6世紀頃,高度の都市建築技術をもっていたフェニキア人により建設された都市で,地中海貿易の拠点として発展を遂げた。前 149~146年の第3次ポエニ戦争でローマ軍が勝利を収めると,近隣のカルタゴは破壊されローマ都市が建設されたが,ケルクアンは放置されたため,神殿,広場,住居などフェニキアの遺跡が比較的良好な状態で残されている。 1968年に付近からネクロポリスが発見され,フェニキア人独自の埋葬方法が明らかになった。 1985年世界遺産の文化遺産に登録され,さらに 1986年には登録範囲が拡大された。

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