ケルマーン州(読み)ケルマーン(その他表記)Kermān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケルマーン州」の意味・わかりやすい解説

ケルマーン〔州〕
ケルマーン
Kermān

イラン南東部の州。州都ケルマーン。州の東部はルート砂漠の南部を含む。北西部から南東部にかけて,州の大部分を連山横切り高峰にはラーレザール山 (4374m) ,ハザーラーン山 (4419m) の火山がある。低位の窪地の乾燥した夏季の暑さは世界有数だが,高地渓谷の多くは快適である。唯一の重要な川として,ハリール川がある。丘陵のほとんどは不毛で水が乏しいために,定住地と耕地は小規模である。高地地域では穀物綿花,てんさい糖,果物を産し,それより低い標高 1000~1300mの地域では米,トウモロコシヘンナ染料,果物を産する。ヒツジが飼われ,羊毛はおもに絨毯製造に用いられる。鉱物資源は有望だが,採鉱は進んでいない。面積 18万 5675km2。人口 162万 2958 (1986) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む