げじく(読み)ゲジク

デジタル大辞泉 「げじく」の意味・読み・例文・類語

げじ・く

[動カ四]使い果たす。浪費する。
博奕ばくちうったり芸好きして、金銀のみか寝道具まで―・いて」〈浄・傾城三度笠

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「げじく」の意味・読み・例文・類語

げじ・く

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙
  2. ひそかに取って自分の物にする。使い込む。着服する。
    1. [初出の実例]「布施を一包手にためず、みな三浦屋が飯米代にげぢかれました」(出典:浮世草子・好色万金丹(1694)二)
  3. 使い果たす。浪費する。蕩尽(とうじん)する。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「博奕(ばくち)うったり芸好して、金銀のみか寝道具まで、げじいてのけて」(出典浄瑠璃・傾城三度笠(1715頃)上)

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