ゲフィヨン(その他表記)Gefjon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲフィヨン」の意味・わかりやすい解説

ゲフィヨン
Gefjon

北欧神話女神オーディンに派遣されて,スウェーデンを支配していたギルフィ王のところに行き,鋤で掘取れるだけの土地をもらう約束を取付けた。そしてそのあとでヨツンヘイムに行き,巨人の種を受けて4人の息子を産み,彼らを雄牛に変えると,これに鋤を引かせて掘取った土を海中に落させたのが現在のゼーラント島であるといわれる。彼女はこのあと,オーディンの息子スキヨルドと結婚し,デンマーク王家祖先となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android