コアントロー(読み)コアントロー(その他表記)Cointreau(フランス)

飲み物がわかる辞典 「コアントロー」の解説

コアントロー【Cointreau(フランス)】


フランスのコアントロー社が製造するトリプルセックの商標名。スイートオレンジとビターオレンジを配合し、独特の芳香とまろやかな甘さがある。アルコール度数は40度。◇1849年、西部の古都アンジェでアドルフ・コアントローとエドアール・ジャン・コアントローの兄弟が地元の果物を用いた蒸留酒の製造を開始。甘みを抑えたホワイトキュラソーを考案し、「3倍辛い」という意の「『トリプルセック(triple sec(フランス))』キュラソー」と銘打って販売、好評を博した。1875年、エドアール・ジャンの息子エドアールが、それまで使用していた地元産のスイートオレンジに加えてキュラソー島産のビターオレンジを用い、さらに甘みを抑えた現在のものに近い製法を採用。すでに他社が追随して同様の商品を「トリプルセック」として販売するようになっていたため、このときのラベルは「コアントロー社特製トリプルセック」とし、エドアールの息子アンドレの代には「トリプルセック」を外し、「コアントロー」を商標名としてこんにちに至る。

出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のコアントローの言及

【キュラソー】より

…オレンジ色のオレンジキュラソーと無色のホワイトキュラソーが代表的なものであるが,ほかに褐色,青色などのものもあり,いずれもカクテルや洋菓子に多く使われる。キュラソーの名酒とされるコアントローは,19世紀半ばにフランスのコアントローCointreau兄弟によって創製され,トリプルセック(3倍ドライの意)の名で発売されたが,非常な好評でトリプルセックを名のる類似品が続出したため,第2次世界大戦後コアントローと名を改めた。アルコール分40%。…

※「コアントロー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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