カリブ海に浮かぶ面積約444平方キロのオランダ自治領。17世紀にオランダ植民地となり、オランダ領アンティルを経て現在に至る。イグアナ料理も有名で、味は鶏肉に似ている。日本ではリキュール「キュラソー」の発祥地や、プロ野球ヤクルトなどで活躍したバレンティンさんの出身地として知られる。人口当たりの米大リーガー輩出率は世界屈指を誇る野球王国。一方でサッカーも近年急成長し、ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会では、48チーム制への拡大や開催3カ国の自動出場も追い風となり、W杯出場史上最少人口・最小面積の国・地域となった。(ウィレムスタト共同)
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オレンジの香りをもつリキュール。オランダの創製になるもので,かつて同国が領有していた南米ベネズエラ沖のキュラソー(クラサオ)島のオレンジを使ったため,この名がある。現在ではオランダ産以外のものもキュラソーの名で販売されている。本来はビターオレンジの果皮を水に浸漬(しんし)し,アルコールを加えて,蒸留,再留して造ったもので,この間,秘密の処方により香草などが加えられたが,いまはラムやブランデーを基酒とするものもある。オレンジ色のオレンジキュラソーと無色のホワイトキュラソーが代表的なものであるが,ほかに褐色,青色などのものもあり,いずれもカクテルや洋菓子に多く使われる。キュラソーの名酒とされるコアントローは,19世紀半ばにフランスのコアントローCointreau兄弟によって創製され,トリプルセック(3倍ドライの意)の名で発売されたが,非常な好評でトリプルセックを名のる類似品が続出したため,第2次世界大戦後コアントローと名を改めた。アルコール分40%。
執筆者:大塚 謙一
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オレンジの香りのするリキュール。南アメリカのベネズエラに近いキュラソー島に産するキュラソーオレンジを原料とするのでこの名がある。現在はスペイン産のセビルオレンジがおもに使われる。
製法は、スピリッツにオレンジの皮、チョウジ、シナモンなどの香辛料を加え、2日間放置したのち蒸留してキュラソーのエッセンスを採取する。これをブランデーやキルシュワッサーに添加し、砂糖を加えて製品とする。そのほか直接浸出法も行われる。キュラソーはカクテル用に需要が多く、ホワイト、オレンジ、ブルー、グリーン、レッドキュラソーがある。このうち、オレンジキュラソーが一般的で、アルコール分約30%、甘さが強く、褐色をしており、食前酒や食後酒として飲まれる。ホワイトキュラソーはオレンジに比べてやや辛口で、無色、味は淡泊で、ストレートでも飲まれる。トリプルセックはホワイトキュラソーに似ているが、アルコール分が約40%と高い。これらのなかにはフランス産のコアントローなどの有名なものもある。
[原 昌道]
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クラサオともいう。オランダ領アンティル諸島の一島。面積444km2。スペイン領だったが,オランダ西インド会社が1634年に占領。1807年イギリスに奪われたが,15年のパリ条約でアルーバ島とともにオランダ領となる。1918年以来,ロイヤル・ダッチ・シェル会社が,ベネズエラ産の石油の精製,貯蔵を行っている。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
…カリブ海のオランダ領アンティルに属する島。キュラソー島とも呼ばれる。面積444km2。…
※「キュラソー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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