普及版 字通 「コ・かれやま・しげやま」の読み・字形・画数・意味

8画
[字訓] かれやま・しげやま
[説文解字]

[字形] 形声
声符は古(こ)。〔説文〕九下に「山に艸木
るなり」とあり、木の茂った山をいう。〔爾
、釋山〕に「
兀木多きは
なり」とみえる。〔詩、魏風、陟
(ちよくこ)〕「彼の
に陟(のぼ)る」の〔伝〕に「山に
木無きを
と曰ふ」とあり、〔段注〕はこれによって〔説文〕を誤りとし、後人が誤り改めたものであろうという。古声には
・枯・涸など枯渇の意があり、繁茂の意に連なるものがない。〔陟
〕は、行役の者が故郷を望み、父母を思う詩である。草木の潤いのないはげ山は、悲傷の意の興(きよう)的発想となる。[訓義]
1. かれやま、はげやま。
2. しげやま、はやま。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕
ケナシヤマ[下接語]
陟

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

