コ・かれやま・しげやま

普及版 字通 「コ・かれやま・しげやま」の読み・字形・画数・意味


8画

[字音]
[字訓] かれやま・しげやま

[説文解字]

[字形] 形声
声符は古(こ)。〔説文〕九下に「山に艸木るなり」とあり、木の茂った山をいう。〔爾、釋山〕に「兀木多きはなり」とみえる。〔詩、魏風、陟(ちよくこ)〕「彼のに陟(のぼ)る」の〔伝〕に「山に木無きをと曰ふ」とあり、〔段注〕はこれによって〔説文〕を誤りとし、後人が誤り改めたものであろうという。古声には・枯・涸など枯渇の意があり、繁茂の意に連なるものがない。〔陟〕は、行役の者が故郷を望み、父母を思う詩である。草木の潤いのないはげ山は、悲傷の意の興(きよう)的発想となる。

[訓義]
1. かれやま、はげやま。
2. しげやま、はやま。

[古辞書の訓]
字鏡集 ケナシヤマ

[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む