コケギンポ(読み)こけぎんぽ(その他表記)moss fringhead

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コケギンポ」の意味・わかりやすい解説

コケギンポ
こけぎんぽ / 苔銀宝
moss fringhead
[学] Neoclinus bryope

硬骨魚綱スズキ目コケギンポ科に属する海水魚。日本海側は北海道南西部、太平洋側は銚子(ちょうし)以南、屋久島(やくしま)までと、アメリカのカリフォルニア沿岸に分布する。低潮線近くの磯(いそ)、潮だまりタイドプール)にすむ小形のギンポで、体長8センチメートルぐらいになる。目の上部と吻(ふん)に複雑に分枝した4皮弁があり、胸びれは普通14軟条で、背びれの第1と第2棘(きょく)の鰭膜(きまく)の間に小黒点があり、鰓蓋(さいがい)の上部に小黒点がないなどがこの種の特徴である。食用にしない。

[尼岡邦夫]


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小学館の図鑑NEO[新版] 魚 「コケギンポ」の解説

コケギンポ
学名:Neoclinus bryope

種名 / コケギンポ
目名科名 / スズキ目|コケギンポ科
解説 / 沿岸の岩礁潮間帯から潮下帯にかけてすみ、潮だまりにも見られます。
全長 / 8cm
分布 / 日本海沿岸、本州中部以南の太平洋岸/朝鮮半島南岸~東シナ海

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