ここばかりに日は照らぬ(読み)ここばかりにひはてらぬ

ことわざを知る辞典 「ここばかりに日は照らぬ」の解説

ここばかりに日は照らぬ

太陽はここだけではなく、どこにでも照っている。ここだけが働いたり、生活したりする特別場所ではない。ここだけによいことがあるわけではない、どこだって同じだ。

[使用例] 詰まらねえことで人に難癖え付けられたから、ここばかり日は照らねえと思って出て来たのさ[三遊亭円朝*真景累ケ淵|1869頃]

[解説] 失敗して他へ移るとき、奉公人主人をかえたりするときのすてぜりふなどに用いられます。

[類句] 天道様は回り持ち/江戸中の白壁は皆旦那/米の飯と天道様はどこへ行ってもついて回る

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