こさんなれ

精選版 日本国語大辞典 「こさんなれ」の意味・読み・例文・類語

こさん‐なれ

  1. 〘 連語 〙 ( 「こそあるなれ」の変化したもの。「なれ」は、推定助動詞「なり」の已然形 ) 特に文頭に用い、前のことばを受けて、確かにそうだ、そうらしい、の気持を表わす。まったくだ。そのとおりだな。→こそ[ 一 ]
    1. [初出の実例]「『さればこそ、さやうに人にいましめられんことを知らざる事にて侍(はんべる)か』と申しければ、『こさんなれ』とてゆるされける」(出典仮名草子伊曾保物語(1639頃)上)

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