コサージュ(読み)こさーじゅ(英語表記)corsage

翻訳|corsage

デジタル大辞泉 「コサージュ」の意味・読み・例文・類語

コサージュ(corsage)

コサージ1

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コサージュ」の意味・わかりやすい解説

コサージュ
こさーじゅ
corsage

婦人服の胴部をいう。また肩やウエストなどに飾る生花造花花束も同語源。14世紀ごろからヨーロッパでは胸部を体にぴったりあわせた婦人服が流行した。その胴衣の形を固定する目的のために、下着を必要とするようになり、下着と上着に分かれた。その下着がコルセットであり、上着がコサージュになった。日本では一般的にコーサージと英語読みをすることが多く、婦人が胸や肩にアクセサリーとしてつける小さい花束を意味する。生花でつくることもあるし、造花の場合もある。また、ブレスレット、バッグはもとより、帽子、ショールストールなどにもつけるが、洋服全面に花束を散らすなど、はでなものもある。

[市川久美子]

 また、婦人服の胴衣をさす場合は、ほとんどボディスbodiceと同義に用いられる。元来、人体の胴部を意味するフランス語のコールcorpsに、結果や状態を表す名詞をつくる語尾ageを付した語。

石山 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android