日本大百科全書(ニッポニカ) 「コシジロヤマドリ」の意味・わかりやすい解説 コシジロヤマドリこしじろやまどり / 腰白雉Ijima's copper pheasant[学] Phasianus soemmerringii ijimae 鳥綱キジ目キジ科の鳥。同科に属するヤマドリの1亜種。南九州の熊本県、宮崎県、鹿児島県に生息する。雄は全長1.1メートル、ヤマドリのほかの亜種と比べて、全体に濃色で、腰が白いのが特徴。雌は全長53センチメートル、ほかの亜種の雌と同じく全体に褐色をしている。宮崎県の県鳥。[樋口広芳][参照項目] | ヤマドリ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のコシジロヤマドリの言及 【ヤマドリ(山鳥)】より …アカヤマドリP.s.soemmerringiiは九州北・中部に分布し,ウスアカヤマドリよりいっそう赤色みが強く,色が濃いめである。コシジロヤマドリP.s.ijimaeは九州南部に分布し,体の色はアカヤマドリと同様だが,腰が著しく白い。 キジと違って,畑や開けた雑木林にはすまず,山地の斜面や渓流沿いの林に生息する。… ※「コシジロヤマドリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by