コモティニ(その他表記)Komotiní

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コモティニ」の意味・わかりやすい解説

コモティニ
Komotiní

ギリシア北東部,スラキ (古代名トラキア) 地方都市セサロニキ東北東約 220km,ブルガリア国境とエーゲ海海岸とのほぼ中間に位置する。バルカン戦争 (1912~13) までオスマン帝国領であったが,その後ブルガリア領を経て 1920年ギリシア領となった。現在,たばこ,穀物綿花皮革などの取引中心地。セサロニキとアレクサンドルポリスを結ぶ鉄道が通る。人口4万 522 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コモティニ」の意味・わかりやすい解説

コモティニ
こもてぃに
Komotiní

ギリシア北東部、ロドピ県の県都。人口5万2659(2001)。トルコ支配時代にはギュミュルジナGümüljinaとよばれた。トラキア地方の中心都市で、タバコなどの農産物家畜、皮革のもっとも重要な集散地。マカズ峠を越えてブルガリアに至る交通要衝にあたる。1913年よりギリシア領。

[真下とも子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む