コモンチョウ(読み)こもんちょう(その他表記)star finch

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コモンチョウ」の意味・わかりやすい解説

コモンチョウ
こもんちょう / 小紋鳥
star finch
[学] Neochmia ruficauda

鳥綱スズメ目カエデチョウ科の鳥。同科アサヒスズメ属2種中の1種。全長約12センチメートル。雄の前頭部、顔、のど、嘴(くちばし)および上尾筒、中央尾羽が赤色背面はオリーブ黄色系で、腹は黄色。顔、のど、胸、わき、上尾筒に点々と存在する白い小斑(しょうはん)が英名和名の由来である。オーストラリア北部に分布し、水流のある草原、低木叢林(そうりん)に生息して、草本の種子穀物を好むが昆虫などもとる。あまり声はよくないが、美しい色彩とその愛らしさで飼い鳥として人気がある。多産であるが、ジュウシマツに抱かせるのがよい。

[坂根 干]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む