コルヴァイのカロリング朝ヴェストヴェルクとキウィタス(読み)コルヴァイのカロリングちょうヴェストヴェルクとキウィタス

世界遺産詳解 の解説

コルヴァイのカロリングちょうヴェストヴェルクとキウィタス【コルヴァイのカロリング朝ヴェストヴェルクとキウィタス】

2014年に登録された世界遺産(文化遺産)。ドイツの北部、ヴェーザー川河畔のノルトライン・ヴェストファーレン州ヘクスター郊外の田園地帯にあるフランク王国カロリング朝のキウィタス修道院と建造物群。フランク王国は、5世紀から9世紀にかけて西ヨーロッパを支配したゲルマン系の王国で、カロリング朝は、751年にフランク王国の王家となった。キウィタスは、ラテン語で「都市国家の市民権」を意味し、キウィタス修道院は、カロリング朝の国家修道院の位置づけで、822 年から885年にかけて建てられた。その建築物群は、部分的に発掘され、保存されているが、「西構え」を意味するヴェストヴェルクは、現存する唯一のカロリング朝の建造物で、当時のままに保存されている。修道院は、キリスト教の普及とカロリング朝への忠誠を確かなものにし、広範な領土を統治する強い意思を表現した威厳に満ちたものである。ヴェストヴェルクは、2基の塔を備え、内部には回廊と礼拝堂のほか、多層のギャラリー、皇帝広間、侯爵図書館などが設けられており、その優美さと荘厳さは、美術史上においても重要である。◇英名はCarolingian Westwork and Civitas Corvey

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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