ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コロイド嚢胞」の意味・わかりやすい解説 コロイド嚢胞コロイドのうほうcolloid cyst 第三脳室内の前方部から生じる袋状の腫瘍で,コロイド状の内容をもつ。脳脊髄液の通路となる穴が近いので,頭を傾けたときにこの腫瘍が穴をふさぐと,急性の頭蓋内圧亢進が起って,激しい頭痛,嘔吐,ときには意識喪失が生じる。頭の位置が変ったりして穴が開かれると,正常の状態に戻る。このように活栓球のような動きを示すことが,一つの特徴である。放置すると増大し危険なので,手術によって除去する必要がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by