日本大百科全書(ニッポニカ) 「コンドルは飛んで行く」の意味・わかりやすい解説 コンドルは飛んで行くこんどるはとんでゆくEl Condor Pasa フォルクローレ(民謡の形を借りたポピュラー音楽)の名曲。1913年、ペルーの民俗音楽家ロブレスDaniel Alomias Robles(1871―1943)が、インディオの民話に基づくサルスエラ(歌劇の一種)の主題曲として作曲。インディオ色の濃い、哀愁のこもったメロディにのち数種の歌詞がつけられている。アメリカのフォーク・デュエットのサイモンとガーファンクルが取り上げ、ポール・サイモンの英語歌詞で録音して1970年に世界的大ヒットになり、これをきっかけにフォルクローレが注目されるに至った。[永田文夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例