通常の活字を用いないで文字印刷をする方法。頭(かしら)文字をとってCTSともいう。活字は鉛の三元合金を高熱で溶かし鋳造してつくるが、こういう熱エネルギーを使わないという意味。すなわち写真植字は、文字を写真的に組む方法で熱を使わないのでコールドタイプ・システムとよばれる。また広い意味では、タイプライターで印字したものを写真製版して印刷する方法も含めることがある。この場合、清刷(きよずり)タイプライターといって、とくにきれいな印字が得られる装置を使う。印刷法は一般にオフセット平版であることが多い。コンピュータで組版する現在では、この言葉は使われなくなった。
[山本隆太郎・中村 幹]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...