CTS(読み)シーティーエス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「CTS」の意味・わかりやすい解説

CTS
シーティーエス
cold type system

J.グーテンベルク以来の鉛活字熱処理を必要とする (hot type) のに対して,写真植字を軸とした新しい新聞印刷の植字技術システムをいう。その写真植字機にはコンピュータが連動される場合が多いことから,コンピュータライズド植字システム computerized type-setting systemとも呼ばれる。日本ではファクシミリの写植方式で 1967年『朝日新聞』が北海道支社で先鞭をつけ,その後,新聞界で急速に普及しはじめた。コンピュータ組版による本格的な新聞作成は 72年の『日本経済新聞』が最初である。新聞の製作から編集までのトータルシステムCTSと呼ばれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「CTS」の意味・わかりやすい解説

CTS
しーてぃーえす

コールドタイプ・システム

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android