ごそ

精選版 日本国語大辞典 「ごそ」の意味・読み・例文・類語

ごそ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることが多い )
  2. ごそごそと物音がするさまや物が動く気配を表わす語。
    1. [初出の実例]「欲にふける人でなしのちく生共、ごそ共せば、ぶてぶて」(出典:浄瑠璃・津国女夫池(1721)三)
    2. 「ゴソッ・ガサッといふ音が漸々近づいて来るやうで気になってならない」(出典:郊外(1900)〈国木田独歩〉二)
  3. ごっそり。全部
    1. [初出の実例]「ごそと剃こぼして、尼になりたるこそ」(出典:俳諧・本朝文選(1706)三・譜類・百花譜〈許六〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「ごそ」の読み・字形・画数・意味

鼠】ごそ

むささび。漢・〔高陽侯の印綬符策を譲る表〕臣、是(ここ)を以て、に寢ね晨(あした)に興(お)き、心煩はしく慮亂れ、喘呼し息す。且つ鷦鷯(せうれう)(みそさざい)林に(すく)らふも、一枝ぎず。鼠河に飮むも、腹を滿(みた)すにぎず。小人の、足るを求むるのみ。

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世界大百科事典(旧版)内のごその言及

【ホタルジャコ】より

…発光器をもつことでよく知られており,ホタルジャコの名は,この魚を材料にかまぼこをつくるときすりつぶすと光ることによるといわれる。アカクチ,キガネ,ゴソなどと呼ぶ地方がある。本州中部から東シナ海,フィリピン,インド,南アフリカにかけて分布している。…

※「ごそ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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