サイゴクイボタ(読み)さいごくいぼた

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サイゴクイボタ」の意味・わかりやすい解説

サイゴクイボタ
さいごくいぼた
[学] Ligustrum ibota Sieb.

モクセイ科(APG分類:モクセイ科)の落葉低木。葉は卵状楕円(だえん)形ないし卵状披針(ひしん)形で、イボタより先が長くとがり、葉質が薄い。5~6月、枝先に長さ1~2センチメートルの小さい花序をつくり、白色花を数個開く。花冠は浅く4裂し、筒部の長さは裂片の3~4倍である。本州の兵庫県以西、九州の中部以北の低山地の林中に生える。

小林義雄 2021年7月16日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android