さかさまつげ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「さかさまつげ」の意味・わかりやすい解説

さかさまつげ

さかまつげともいい、まつげ(睫毛(しょうもう))が内方に向かって生えているものに対する一般的な呼び名で、医学的には睫毛内反症、眼瞼(がんけん)内反症、睫毛乱生症が含まれる。

大島 崇]

睫毛内反症

まつげが一斉に内側に向かって生えていたり、カールしているため、角膜をつっついて異物感、羞明(しゅうめい)(まぶしがる)、充血などをおこすもので、2、3歳になっても治らなければ二重瞼(ふたえまぶた)にする手術と同じ手術を行う。

[大島 崇]

眼瞼内反症

まつげの生え方は正常であるのに、結膜の瘢痕(はんこん)で瞼が内側に曲がったり、肥えているために、瞼が膨れてまつげが角膜に押し付けられるもので、この場合にも二重瞼の手術が行われる。

[大島 崇]

睫毛乱生症

まつげがばらばらの向きに生えるために角膜のほうへ向かうものができてきたもので、トラコーマ外傷などの瘢痕による。この場合は、一時的にはまつげを抜けばよいが、すぐ再発してくるので、まつげの毛嚢(もうのう)を睫毛電気分解術によって破壊しなければならないことが多い。

[大島 崇]

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