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眼瞼内反 がんけんないはんpalpebral entropion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

眼瞼内反
がんけんないはん
palpebral entropion

眼瞼縁が内方に傾いて,まつげ (睫毛) が角膜に接触している状態。流涙,羞明,異物感など,角膜刺激症状を訴える。乳児の下眼瞼内反は,成長とともに軽快することがある。幼児が眼をよくこするときは,眼瞼内反に注意を要する。また,まつげの生え方が乱れて一部で角膜に接触している状態は睫毛乱生症といい,トラコーマの治癒後に起ることが多い。接触しているまつげを抜去しても1~2週間で再生するため,永久的に抜去する目的で毛根を電気分解する方法がある。眼瞼内反と睫毛乱生症を俗にさかさまつげと呼ぶ。

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家庭医学館の解説

がんけんないはん【眼瞼内反 Entropion of the Eyelides】

[どんな病気か]
 まぶた(眼瞼)は、皮膚や皮膚の下にある結合組織、筋肉、瞼板(けんばん)と呼ばれる支持組織、および結膜(けつまく)などからなっています。これらのバランスがくずれると、まぶたが内側や外側を向きます。そのうち、内側を向くのが眼瞼内反です。
 眼瞼外反(がんけんがいはん)(「眼瞼外反」)と比較すると、まつげが眼球(がんきゅう)をいためることが多いため、よく治療の対象になります。
[治療]
 手術で矯正(きょうせい)する必要があります。年齢や症状の程度によって、皮膚、筋肉、瞼板のいずれか、またはそのいくつかを組み合わせて切除したり、糸を用いてぬい縮め、まぶたの縁を外側に向けたりする手術を行ないます。矯正方法が不十分だと、手術後、時間がたつにつれて、まぶたは再び内反してしまいます。

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