サギノクチ古墳(読み)さぎのくちこふん

日本歴史地名大系 「サギノクチ古墳」の解説

サギノクチ古墳
さぎのくちこふん

[現在地名]坂出市加茂町 サギノクチ

横穴式石室壁面に線刻画が描かれていることで知られる。墳丘は高さ約三メートル、現存部の直径約一〇メートルで、主体部の石室は地山を約一メートルほど掘込んで構築している。全長約七メートル、羨道部の長さは約二・七メートル、幅一・四メートルであるが、天井部を失っている。玄室は長さ三・八メートル、幅一九メートル、高さ約二・一メートル。古くに開口していたもので副葬品は認められず、わずかに金環一点と坩・坏など数点の須恵器が出土しているにすぎない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む