普及版 字通 の解説
11画
[字訓] せばめる・やねじた
[説文解字]
[字形] 形声
声符は乍(さく)。乍は木の小枝を撓(たわ)めて束ねる形。細い竹を縄状に編みこんだものを索という。〔説文〕五上に「なり。瓦の下、の上に在り」とは、屋根下に敷く屋という板、いわゆるやねじたをいう。また竹で編んだ(えびら)をいう。竹を強く撓めて織りこむので、という。
[訓義]
1. せばめる、せまい、しぼる、まげこむ。
2. 竹であんだえびら。
3. やねじた、瓦の下におく木。
4. 乍と通じ、たちまち、はやい。
5. 措と通じ、おす。
6. 筰と通じ、竹の縄。
7. 鑽はいれずみ、ほりこむ。
8. 酒などをしぼる、こす。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 於須(おす) 〔名義抄〕 シタム・オス 〔立〕 ユトリ 〔字鏡集〕 シタム・タケノナハ・タケノツナ
[熟語]
橋▶
[下接語]
圧・・屋・鑽
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報