ささがねの(読み)ササガネノ

デジタル大辞泉 「ささがねの」の意味・読み・例文・類語

ささがね‐の

[枕]《「ささがにの」の古形》「ささがにの」に同じ。
「―蜘蛛の行ひ今宵しるしも」〈允恭紀・歌謡
[補説]この日本書紀の例は、「笹が根」で枕詞ではなく、笹の根もとにいる蜘蛛くもとする説もある。

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精選版 日本国語大辞典 「ささがねの」の意味・読み・例文・類語

ささがね‐の

  1. 「蜘蛛(くも)」にかかる。
    1. [初出の実例]「我が背子が来べき宵なり佐瑳餓泥能(ササガネノ)蜘蛛(くも)の行なひ今宵著(しる)しも」(出典:日本書紀(720)允恭八年二月・歌謡)

ささがねのの語誌

→「ささがに(細蟹)」の語誌

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