ささみ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ささみ」の意味・わかりやすい解説

ささみ
ささみ / 笹身

鶏肉(けいにく)の胸肉一部で、胸肉の内側にある紡錘形の2本の肉。ササの葉の形に似ているのでそうよばれる。タンパク質は23%と多く、脂肪は1%に満たない。淡泊な味で肉質は柔らかい。筋(すじ)が1本あるので取り除いて用いる。霜降りして、刺身のように食べる。そのほか和(あ)え物、サラダフライなどにする。

河野友美・山口米子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のささみの言及

【鶏肉】より

…(3)正肉 部分肉から骨,腱を取り除いたもの。(4)その他 ささみ(深胸筋),きも(肝臓と心臓)とすなぎも(筋胃と腺胃),皮,あぶらとがら(小肉を取り除いた骨),もつ。 鶏肉の脂肪の脂肪酸構成はオレイン酸,リノール酸,パルミチン酸がおもなもので,構成脂肪酸の不飽和度が高くきわめて軟質である。…

※「ささみ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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