ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サッイダ・アルワー」の意味・わかりやすい解説
サッイダ・アルワー
al-Sayyida Arwā
[没]1138
南アラビアのスライフ朝の女王 (在位 1099~1138) 。同朝第2代の君主アフマド (在位 1067~84) の妻であったが,アフマドの治世の後半から事実上の統治者となり,92歳で死ぬまで約 70年間にわたって権勢をふるった。ただ,晩年の政治の実権はアデンのカラム家の手にあり,女王の死とともに同朝は滅びた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報