普及版 字通 の解説
14画
(異体字)
12画
[字訓] かきつけ・いれずみ
[字形] 形声
声符は答(とう)。答声が字の本音であるが、のち冊子の意に用いて、册(冊)(さつ)の音でよむ。子(さつし)は一種の上奏文。記はまた札記としるし、雑記・雑志というのと同じ。〔玉〕に字をに作り、「(たふこう)なり」とあって鎌の類をいう。また刺青(いれずみ)のことを青という。青(入墨)を肌に刻りこむ意であろう。明代の市井に盛行し、わが国の江戸期にも、客の徒の間などに行われた。
[訓義]
1. さす、いれずみ、ほりもの。
2. かきつけ、雑記、通達書、申し文。
3. 札と通用し、札記。
[熟語]
記▶・子▶・案▶・客▶・刺▶・青▶・地▶
[下接語]
省・奏・駐・勅
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報