日本歴史地名大系 「サッポロ場所」の解説 サッポロ場所さつぽろばしよ 北海道:札幌市サッポロサッポロ場所イシカリ十三場所の一つ。現在の札幌市の豊平川流域および豊平川の旧流路である伏籠(ふしこ)川流域に設定された場所。元禄国絵図・元禄郷帳に「しやつほろ」とあり、天保郷帳には「イシカリ持場」のうちとして「サツホロ」があげられている。支配所持名前帳には鳥屋の所在地として「石狩ノ沙津保呂」が載り、小林兵左衛門の支配。商場知行地としては享保十二年所附に「しやつふろ」とあり、知行主は小林兵左衛門・目谷佐仲・高橋嘉左衛門であった。「松前随商録」では上サッポロと下サッポロに分れており、上サッポロは南条安右衛門の支配地で、運上金一六両、熊胆・鷲羽などを納めている。下サッポロは目谷才右衛門の支配地で、運上金一七両であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by