最新 地学事典 の解説
サドベリーしょうとつクレーター
サドベリー衝突クレーター
Sudbury impact crater
カナダ,オンタリオ州南東部にあった推定直径130kmのクレーター。18億4,900万年前に隕石(彗星)衝突によって形成。サドベリー隕石孔とも。地球上で3番目に大きい。現在は長径62km,幅30kmのレンズ状盆地地形が残る。地層は,1)基盤ユニット:サドベリー角礫岩(シュードタキライト)・衝撃メルト角礫岩・ダイオライト角礫岩脈が見られ,砂岩層はシャッターコーンや衝撃石英を含む,2)サドベリー火成岩体(略称SIC):ノーライト・石英斑れい岩・文象斑岩などからなる衝突メルト層で盆地の枠を形成,3) Whitewater 層:衝突噴出岩(Sueviteやファールバック角礫岩),泥岩・シルト岩層からなり,盆地内の上部に堆積。大規模な火成複合岩体からはNi-Cu硫化物を産する。南部は11億年前のグレンビル造山運動の影響をうけてシャッターコーン構造が逆転している。
執筆者:清川 昌一・白尾 元理
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

